企業・ひとの取り組み
2016年10月7日更新
誕生祝う「命名畳」|たかえす畳店
日本の伝統文化として今なお暮らしに息づく「畳」。アイデア多彩に畳の良さを次世代へ伝えたいと取り組むたかえす畳店店主の高江洲周作さんから話を聞きました。
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アイデア多彩に畳の良さPR
那覇市小禄の「たかえす畳店」で発売している「命名畳」。本業の畳づくりを生かし、特殊な印刷技術を使ってプリントされる。ことし、県優良県産品にも指定され、注目度はさらに高まる。4種類あり、鶴亀や松竹梅のめでたい柄がそろう。畳の風合いを生かしつつ、華やかな彩りで子どもの誕生を祝い、健やかな成長を願う。プリントされている文字は名前や生年月日。注文から2週間で完成する。祖父母が買い求めることも多く、「孫の誕生記念にプレゼントしたい」「自分の家に飾りたい」と注文するという。
アイデアを考えた店主の高江洲周作さん(37)は、「数枚まとめて買う場合も多い。ネットで見たと言って、北海道からの注文も入る」と予想以上の反響に驚いた様子だ。さらに、新商品を考案。畳をミニチュア版にして、畳の肌触りや色合いを残しつつ、花瓶敷などに使うことができる商品だ。
お助けサービスも充実
さまざまなアイデアを生み出す背景には、畳の良さを知ってほしいという思いが強い。良さをアピールするための工夫の一つがお助けサービス。「畳替えの時に面倒だといわれる家具の移動や床下の掃除、畳の仕上げ磨きを無料で行っている」と高江洲さん。シニア世代や小さな子供がいる家庭、共働き世帯など幅広いニーズがあるという。「肌触りや香り、程よい弾力など、畳の良さを伝えていきたい」と話している。
4種類のパターンがある命名畳。新デザインも考案中
命名畳を持つ高江洲さん(右)と新商品をPRする妻・綾乃さん
命名畳を受け取りに来た上地さん
畳のへりはさまざまな柄があるので色や柄を選ぶ楽しみも
【お問合せ】たかえす畳店 098-996-4151
季刊紙 Senior wave (シニアウェーブ秋号)第4号 2016年10月1日紙面から掲載
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