特集・企画
2017年12月29日更新
「火」の氣強め人生輝かせる|琉球風水で見る2018年 九紫火星・成功をつかむ
2018年は「九紫火星」の年。「光が表面を照らし出す」という意味を持ち、美や知性の運、名誉・名声・成功運などをつかさどります。人生の学びと成長を促し、行動と努力の結果が輝きを増すように、良質な火の氣を活性化しましょう。
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九紫火星のもつ「火」の氣は、四季では夏、一日では正午に最大になります。あらゆるものの最高潮を表します。「太陽光が木を成長させて花を咲かせる」「熱が水を蒸気に変える」など、光や熱などの活性化した火の氣は、物質をより強力な存在に変える力を持っています。
火に関連する職業は、ファッション、絵画、建築など美に関わる業種、言葉を表現する文筆業や学識者、広告、宣伝など商品をPRする業種など。ビジネスの部門では、商品を認知してもらうマーケティング、営業、販売などにあたります。
炎の上昇するエネルギーは、美的センスが磨かれる、知性が際立つ、外交・活動的になる、注目度が上がる、これまでの行動の結果が評判を確立するなど、仕事の生産性を高めて成功するための土台となる、形のない資産を増大する性質を持ちます。こうした無形の資産は、長期にわたり恩恵を生み出すと同時に、管理を怠ると価値が下がる性質も。2018年はこれらのメンテナンスと投資を重点的に行い、火の氣を効果的に獲得するイメージでインテリアを整えていきましょう。
量と質を適切に
ポイントは火の量と質を適切にコントロールすること。勢いが強過ぎると、感情の揺れが激しくなる、集中力の欠如などの状態になり、弱過ぎると、活力を失ってストレスを強く感じたり、行動力が薄れ表現力が乏しくなります。質の面では、悪い火の氣は抑え、良い火の氣を活性化しましょう。
光がたくさん入り(火)、窓の向こうには大地(土)から天に向かって伸びる木々(木)と、岩(金)、水盤(水)があり、自然の放つエネルギーをたっぷり感じ取ることができます。木火土金水の五行の調和のとれた美しい空間。窓辺のアーティスティックな装飾や赤のスパイスが効いたクッションなど、火の氣が少し強めに入っていることで、美、表現力、輝き、ステータスなどを感じる空間になっています。火は強い陽のエネルギーを持ちますが、淡いベージュのソファや少しザラつきのある布の質感など、程よく陰の氣が補われることで、陰陽の調和のとれた居心地の良い空間に(ハイアットリージェンシー那覇沖縄提供)
良質な火のエネルギーを活性化
火のアイテムはポイント使いで
火の氣は、同じ性質の火と、火の燃料となる木の氣により、活性化されます。火は五行の中で最も扱いの難しい氣。広範囲に使い過ぎず、ポイント使いで。
- 火の氣のアイテム/赤、紫、先がとんがった形、照明、アート、光るもの、美や知性を感じるもの、賞状など評価を表すもの
- 木の氣のアイテム/緑、上に伸びる形、縦に細長い形、観葉植物、木製のもの
◆美の運氣を上げるには
アートなどのディスプレーでインテリアを美しく彩り、美的センスを磨きましょう。ポイントに赤を使えば、活動的になり行動力が高まります(写真左)。
◆知的な運氣を上げるには
知性の輝きが増すよう、窓から光の当たる場所を選び、デスク周りにキラキラと光を拡散するクリスタルを飾りましょう。
学びの成長意欲を高めるには、天へ向かって伸びる観葉植物をライトアップして、上昇する氣の流れをつくりだすのもお勧め(写真中央)。
◆名誉、名声、人氣運の上昇には
屋根や門扉のシーサーのライトアップ、玄関のディスプレーにスポットライトを当てるなど、住宅の顔となる部分に光を当てます。店舗やオフィスでは、看板やエントランスに光を当てると、存在をより多くの人に認知してもらえるようになります(写真右)。
上写真:協力ムーブプランニング
悪い火の氣を土で抑える
帯電した体 アーシングで中和
◆空気中に漂う電子に注意
現代の暮らしで最も気を付けたい悪い火の氣は、人工的な有害電磁波や石油由来の化学合成物質により、空気中に漂っている酸化を促進する電子です。
目には見えませんが、頭痛など慢性的な体調不良の原因にもなります。できるだけ使用を控えると同時に、定期的に土の氣で抑えましょう。帯電した体は、電化製品と同じようにアースをとることで、必要な電子を補い、細胞の老化を防いで還元力を高めることができます。
◆大地の気と交流し不調和修正
素足を大地に触れさせてアーシングするほか、家庭内のコンセントにあるアース端子から、アースコードを導電性のマットにつなぎ、体に直接触れるようにして利用します。体が大地の氣と交流し、電気的に中性を保ち、不調和の修正に役立ちます。
文・写真/横川明子(琉球風水師)
よこかわ・あきこ/琉球風水師。新築・リフォーム向け建築用風水設計デザイン、オフィス・店舗・住宅の風水空間デザインを行う。企業の風水顧問として風水商品開発や建築設計アドバイスを行っている。
ホームページ http://aromarine.jp
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1669号・2017年12月29日紙面から掲載
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