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2023年6月23日更新

[企画]暑い夏こそ!除湿で快適 結露も防ぐ

もうすぐ夏本番! ハウスクリーニングを手掛けるハウス産業(株)の照屋守道さん(68)は、「冷房を使う機会が増える夏は、外気温との差で結露が起こりやすく、知らぬ間にカビが発生していることもある。エアコンや除湿器、木炭などを使い上手に除湿すれば、体感的にも涼しく、結露も防げる」とアドバイスする。除湿のポイントを聞いた。

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教えてくれた人
ハウス産業株式会社の照屋守道さん
◆問い合わせ先
☎0120(1213)29
 

Q 結露が起こりやすい所は?

家具が接する壁や浴室、押し入れ

結露が起こりやすいのは主に、家具などが接している壁面や浴室、押し入れ、壁の裏側や天井裏など、空気の流れが滞りやすい場所に起こります。ご自分でできることとしては、除湿器やエアコンの除湿運転(ドライ)機能なども使って湿度を低く保つこと。結露などの水分を発見したらまめに拭き取ったり、カビの栄養源となるホコリや汚れなども取り除いておくのが大切です。また、部屋の隅やベッドの下などに、除湿&脱臭に力を発揮する木炭を置いておくのもオススメ。効果が薄れてきたら天日干しするだけで再利用でき、半永久的に使えますよ!
 
除湿器やエアコンの除湿運転なども使って、湿度を低く保つ
 
木炭を通気性のいい袋に詰めて湿気が気になる所に置く


 

浴室 水気取り換気扇フル活用で完全乾燥 室内側の扉は閉めて


 
湿気がたまりやすい浴室。入浴後は壁や床を熱湯で流しタオルやワイパーなどを使って水分を取り除く。その後、完全に乾燥するまで換気扇を回そう。

浴室の窓を開けて換気する場合は、窓が対面に二つ以上あり空気の流れを作ることができればいいが、一つしかない場合は窓を開けずに換気扇のみを使うのがポイント。窓を開けて換気扇を回すと、窓周辺の空気のみ換気され、床や壁周辺が換気されにくくなるからだ。湿気は湿度の高い場所から低い場所に流れるため、室内に通じる扉や引き戸は閉めておこう。換気扇の掃除も忘れずに!

 

クローゼットや押し入れ、靴箱 木炭や新聞紙で 除湿&臭い対策


押し入れや靴箱といった狭い場所の湿気対策として力を発揮するのが、木炭などの炭。除湿はもちろん、狭い場所にこもった臭いを緩和してくれる。新聞紙も吸湿力があるので、押し入れや靴箱に敷くなど、炭と併用するのもいい。荷物の下にスノコを敷いたり、晴れた日は扉を開けて除湿するのもオススメ。

 

水捨て不要で家中カラリ 除湿乾燥機「カライエ」

ハウス産業で取り扱う、住まい向け除湿乾燥機「カライエ」。取り付け工事費込みで8万5千円(税別)

住まいの結露・カビ対策に照屋さんが薦めるのが、壁に取り付けて使用する住まい向け除湿乾燥機「カライエ」。

最大の特徴は水捨て不要で、24時間365日連続運転が可能な点。照屋さんは「室内の湿気を含んだ重たい空気を外に排出する仕組み。扉や引き戸を開け放っておけば、一般家庭なら1台で約25坪分の除湿ができます」と説明する。

カビが発生しやすくなると言われる60%より湿度が高くなるとスイッチが入り、低くなるとスイッチが切れる「自動運転」のほか、部屋干し時に便利な「パワフル自動」など使い勝手に合わせ四つの運転モードに切り替えが可能。「新しい畳ほどカビやすいのですが、カライエを入れてからというもの、わが家は結露・カビ知らず。湿気が低いと空気がサラリとしているので体感温度が下がって快適。クーラーが苦手な人にもオススメです」とも。

設置はエアコン用の配管穴に除湿ホースを通すだけと簡単。

◆問い合わせは、ハウス産業株式会社 
☎0120(1213)29まで。




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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1955号・2023年6月23日紙面から掲載

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