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2018年8月3日更新

[モデルルーム]築30年の倉庫 オシャレな賃貸に|(株)リアルシティ・コーポレーション

築30年の3階建ての倉庫をコンバージョン(用途変更)したこだわりの賃貸住宅が、那覇市小禄に誕生した。倉庫ならではの天井高と素材感を生かした、ビンテージ感漂う内外装が特徴。各世帯1Kながら9.5坪~11.5坪と広めで、単身、カップルにもお薦めだ。

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天井高と素材感生かす

コンバージョンとは、既存の建物の用途を変更し、付加価値を高めること。都心では、不動産を再生させる手法として広がっているという。同物件も以前は1階が店舗で2・3階は倉庫だったが、未使用のスペースが多かった=④写真。そこで店や事務所、倉庫などを1階に集約し、2・3階は賃貸住宅に変更した。

テーマは、レンガ造りの建物など古き良きアメリカを思わせる「ブルックリンスタイル」。2.9メートルの天井高を生かした室内は、実際以上の広さを感じさせる=①。内装は、レンガ調の壁紙とブルーがアクセント。コンクリートや木の風合いを際立たせ、照明や取っ手類など細部までこだわったことで、味のある空間に=②③。そうしたインテリアはエントランスなどの共用スペースにもあしらわれており、大人の遊び心をくすぐる物件となっている。

リアルシティ・コーポレーションの営業開発本部、橋本昌和次長は「今回のコンバージョンは、未使用スペースをうまく活用することで収益と建物の価値を上げられるのではとわが社から提案したもの。用途変更には建築基準法などクリアしなければならない点も多く、種類によっては申請もあり、専門知識が必要です。わが社は不動産業も手がけており、事業計画の提案から設計、工事、入居者募集に管理まで一連で対応できるのが強み。詳しくは今週末の見学会にお越しください」と呼びかけた。

①​

①2階世帯のリビング。高い天井とべランダに面した掃き出し窓の効果で、明るく広々とした印象






②③キッチンや洗面室もレンガ調やコンクリート調の壁紙をあしらい統一感を持たせた



3階 Before​



2階平面図​

After


Before​



DATA
敷地面積:235.98平方メートル(71.38坪)
床 面 積 :2・3階 31.528平方メートル(9.53坪)~38.25平方メートル(11.57坪)
     ※各フロア1K×3世帯 全6世帯
    (ベランダ、ガス衣類乾燥機、システムキッチン、エアコン、造作テレビ台付)
躯体構造:鉄筋コンクリート造ラーメン構造
工  期:4カ月
設計監理:リアルシティ一級建築士事務所
設計施工:(株)リアルシティ・コーポレーション


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1700号・2018年8月3日紙面から掲載

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