見てある記
2019年1月25日更新
(株)アースティック那覇|健康第一 建材にこだわり
[見てある記・モデルハウス]伝統の木造家屋の構造概念と現代建築の基準や技術に精通し、県内外で豊富な設計施工実績を持つ(株)アースティック那覇(石松完治代表取締役)。与那原町与那原のモデルハウスでは、住む人の健康を第一に考えたこだわりの建材、沖縄の気候風土に適した木造住宅を見学できる。
遮熱性・空気清浄性高い快適環境
「音響熟成木材®」を使用し、日本家屋伝統の「真壁造り」で施工。風を通す勾配天井や大黒柱などに、木材の持つ温かみや味わいが生かされている
築200年と言われる木造住宅「中村家」を参考に、「伝統と現代の技術が融合した沖縄型木造住宅を提唱し、長年にわたる設計施工経験をもとに、根拠をもって信頼のおける建材を使い、弊社独自の技術で施工しています」と石松代表。同住宅は、「住む人の健康を第一に、次世代まで住み継げる家」と自信をみせる。
構造材や建具、備え付けの家具などには宮崎産飫肥杉に音楽を聞かせながら長期乾燥させた「音響熟成木材®」を使用。同材は油分の含有量が多く、調湿調温性や殺菌作用に優れるため、「人の免疫力を高め、結露やカビ、白アリに強いのが特徴」と解説する。
また、住む人の健康を考慮して採用したのが、各部屋の壁面に施された「幻の漆喰®」と和室の「竹炭入り清活畳®」。「自然素材の赤貝を主原料とする『幻の漆喰®』には光と熱に反応する光熱触媒作用があり、室内の化学物質や有害物質を半永久的に吸着分解するため、竹炭入り畳と合わせて、空気清浄効果が期待されます」と石松代表は語る。
さらにエコ的観点から、同住宅の天井と壁には一般的な断熱材に代わる超薄型の遮熱材を導入=右図。室内外の気温差による結露を防ぎながら、住空間への熱侵入や熱損失を大幅に軽減しているのが特徴。
「住む方の予算や暮らしに合わせ、対話を重ねながら家造りを進めるのが弊社のモットー。木造住宅に不安を持っている方にこそ、モデルハウスに足を運んでいただきたい」
同住宅は3月中旬まで事前予約で見学会開催。問い合わせは同社(フリーダイヤル=0120‐67‐1331)。営業時間は午前9時30分~午後5時、見学は午前10時~(水曜休)。
壁に「幻の漆喰®」を施した住宅の2階部分。遮熱材と小さめの窓の効果で天井や壁からの輻射熱の影響も少ない
木のキッチンや浴室をはじめ、モデルハウスには「音響熟成木材®」を使用したオーダーメード家具も多彩に展示している
室内への熱移動の軽減効果が期待され、夏の暑さ・冬の寒さを抑える(提供=アースティック那覇)
現地案内図・与那原町与那原(地図)
<問い合わせ>
(株)アースティック那覇
電話=0120‐67‐1331
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1725号・2019年1月25日紙面から掲載