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2018年9月14日更新

(有)フロンティア―ズ モデルハウス|コンパクトなゼロエネ住宅

(有)フロンティア―ズ(伊藝直社長)が手掛ける「R+house」は、断熱、気密、換気のトータルバランスで空調費のムダを徹底排除。外壁の表面温度が50度を超える猛暑時も室内は無理なく25~28度に保てる高効率な木造住宅だ。沖縄市登川のモデルハウスでは体験宿泊も実施予定だ。

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ZEH標準の体験型モデルハウス


ダイニング側から見た1階のLDK。外付けの遮へいシェードを下ろしているが、太陽光は遮りつつ視界は良好。窓外には20帖余もあるデッキが隣接し開放的

沖縄北ICにほど近く、コンビニや病院が立ち並ぶ幹線道路から入った閑静な住宅街に建つ2階建て。敷地面積約80坪、床面積28坪ながら、1階のLDKは広いデッキとつながり開放的だ。2階は子ども部屋から家族収納、主寝室まで、回遊性を持たせて使い勝手良く。個室はどちらも仕切れるため、2階は最大4部屋になる。

伊藝社長が目指したのは、「コンパクトながら家族の成長に柔軟に対応でき、省エネ性能が高く暮らしやすい住まい」。それを可能にしているのが断熱、気密、換気をトータルで考えた躯体だ。

屋根、壁、基礎の断熱に加え、日射熱の影響を最も受けやすい窓回りは、樹脂サッシ+Low‐e複層ガラスに外付けの遮へいシェード、断熱ブラインドで三重に対策。あらゆる接合部に気密シートを張り巡らせ、換気は熱逃げを防ぎ湿気の侵入を防ぐ全熱交換式を採用した。「これによりエアコンの効率が格段に上がるだけでなく部屋ごとの温度差もほとんどないため、体にも優しい」とアピールする。

同住宅は国が進める、年間の一次エネルギー消費量の収支が概ねゼロ以下の「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」標準。家そのものの省エネ性能を上げつつ、42キロワットの太陽光発電を搭載することで「光熱費に換算すると8割の削減が期待できる」。蓄電池や電気自動車も連動させて停電時も発電できるなど、災害に強い住宅にもなっている。

「家造りを考える施主向けに10月から体験宿泊も始めます。まずは来て見て触れて、体感してほしい」と呼び掛けた。見学は予約で対応。問い合わせは同社(電話=098-934-6701)。



2階主寝室。2部屋に仕切ることも可能。左手奥からは家族収納へ、手前からは隣室の子ども部屋へ行き来ができて便利


2階の家族収納。衣類や季節ものをまとめて収納できる。手前は階段や子ども室に、奥は主寝室に通り抜けられる


モダンな外観。緑に囲まれた広いデッキは第2のリビング。駐車は4台でき左手の塀には電気自動車の充電設備も


現地案内図・沖縄市登川(地図
<問い合わせ>
(有)フロンティアーズ
電話:098-934-6701


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1706号・2018年9月14日紙面から掲載

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