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2019年7月5日

[情報]住民視点で防災意識を広める 県内初 沖縄市で防災リーダー発足


沖縄市の防災リーダーら

NPO法人防災サポート沖縄は6月29日、防災のスキルや知識を生かして地域などで指導する「沖縄市防災リーダー」の発足式を、沖縄市海邦町自治公民館で行った。県内初の取り組み。

防災リーダーは、防災に関するノウハウを習得し、それを住民に広めるため、小学校で防災教育をしたり、自主防災組織や職場でリーダーとして訓練や避難マニュアル作成などを指導する。今回は、同NPOで講習を受けた消防団員や市の職員、銀行員、など、17人が防災リーダーとなった。

その一人、山城郷士さんは、泡瀬特別支援学校で安全管理や防災訓練などを担当している。「1人でも多くの命を救うために、学んだスキルを生かして学校の避難マニュアルを見直し、組織的な体制づくりを図りたい。それが、ほかの施設などの参考になれば」と意気込む。

沖縄市の仲本兼明副市長は、「地域の防災力向上に大きく貢献するもので心強い。期待している」とエールを送った。

同NPOの長堂政美理事長は「災害を軽減するには住民が総力をあげて取り組むことが必要。共に助け合う『ちゅいしぃじぃ』の心を広め、50人、100人と次のリーダーを育てていきたい」と話した。問い合わせは同NPO(電話=098-923-4442)。

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