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2019年2月1日

[情報]県建築士会青年女性委員会 新企画「おうちぼっくす」がスタート

(公社)県建築士会の青年女性委員会は1月19日、子どもたちにものづくりの楽しさを伝えるワークショップの新プログラム「おうちぼっくす」のキックオフイベントを浦添市の建築会館で開いた。


夢中で作業に取り組む子どもたち

同プログラムでは、小さな箱を人形の部屋に見立てて、壁や床を仕上げたり、家具を作ってデザインしていく。同委員会の山城勝久さんは「これまでも折り紙建築や構造クラフト教室を開いてきたが、おうちぼっくすでは『誰かのために空間をデザインする』という建築士の仕事を体感できる。人形を使うことでスケール感も考えられる」と狙いを話す。

子どもたちは、設計事務所で建築模型を作る際に使うスチレンボードや芝生の端材、100円均一ショップで手に入る素材などを利用して、試行錯誤しながら1.5時間ほどで完成させていった。

坪井将翔君(9)は「部屋を広くするために庭を作った」と空間をうまく生かし、箱の外にまで芝生を広げた。小濵保稀さん(7)は「どんな部屋にしようか考えるのは楽しかった」とピアノや遊具を設置した。そのほかにも、人形に合わせた大きさのベッドを作ったり、折り紙を壁に貼って装飾、カーテンの設置、ワニの人形のために室内に池を設ける子もいた。


小濵さんの作品。中央の人形の大きさに合わせて家具などが作られている

今後は、小学校や地域のイベント、公民館などでワークショップを開いていく予定。問い合わせは県建築士会(電話=098‐879‐7727)。

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