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2025年2月7日

[情報]比屋根小で防災訓練 地元企業も協力|体育館に宿泊 避難所開設学ぶ


児童やその保護者は体育館に宿泊し、1泊2日で避難所開設や運営を学んだ

沖縄市立比屋根小学校(桃原のぞみ校長)は1月24日、同校体育館に宿泊し避難所の開設の仕方や運営を体験する「避難所開設訓練」を実施した。4年生以上の児童と保護者約20人が参加。NPO法人防災サポート沖縄(長堂政美理事長)スタッフの指導の下、1泊2日で避難所を開設する手順や運営方法などを学んだ。

同訓練は沖縄本島で震度6の地震が発生し、津波の心配はないという想定。体育館に避難所を開設し、飲料水の管理・配布、簡易トイレの準備、避難状況のとりまとめなどを行った。

桃原校長は「災害が起きたときに児童を守りながら、避難してくる地域の人をどう受け入れたらいいのかよく分からず不安があった。今回、レクチャーしていただけてありがたかった」と話した。

訓練には地元の企業も参加。オキナワ グランメールリゾートが朝食の炊き出しに協力したほか、バナナコンセプト(株)の仲宗根巌代表らが蓄電池や電気自動車を使って照明を点灯させる手順を説明。中部ガス事業(株)の津覇真也代表らはLPガス発電機の使い方をレクチャーした。児童たちは興味深げに蓄電池や発電機に触れていた。

長堂理事長は「災害時には、行政や自治体だけでなく民間企業の協力も必要になる。今回の訓練はいいモデルケースとなった。いろいろなことを体験した子どもたちが今後、地域の防災リーダーになってくれることを期待している」と話した。


電気自動車を使って照明を点灯させると、児童から歓声があがった

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