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2022年4月1日更新
【沖縄】2022春のガーデニングセミナー|
主催・沖縄タイムス社、タイムス住宅新聞社、協賛・メイクマン
2022春のガーデニングセミナー
「オージープランツの魅力を知ろう!」
「2022春のガーデニングセミナー」(主催・沖縄タイムス社、タイムス住宅新聞社、協賛・メイクマン)が3月19日と20日、メイクマン浦添本店で開かれた。10年前からオージープランツに注目し、「NHK趣味の園芸」の講師も務める伊藤章太郎さんが、オージープランツの魅力や育て方などを説明した。講師を務めた園芸研究家の伊藤章太郎さん(中央)。県内の園芸家・照屋昭さん(右)、清司さん兄弟(わかば種苗店)との座談会も行った
水はけ良い土、鉢で育てる
オージープランツの特徴、注意点
・花や葉の形がユニーク
・多湿を嫌うので、排水性の良い土や鉢を使う
・強い風に弱く折れやすい。沖縄では地植えより鉢植えの方が管理しやすい
・ヤマモガシ科(バンクシア・グレビレアなど)は肥料を与えない
オーストラリア原産
オージープランツとは、ユーカリなどに代表されるオーストラリア原産の植物。葉や花の形がユニークで人気がある。10年前からオージープランツに注目する園芸研究家の伊藤章太郎さんは「なんじゃこりゃ! という形の花や葉があり、インパクト大!」と魅力を語る。だが、沖縄とオーストラリアでは気候が違うため、育てる際には注意が必要だ。「基本的にオージープランツは多湿を嫌うので、排水性を良くすることが大切。植える際の土に2割ほど、多孔質の改良用土(パーライトや園芸用ゼオライトなど)を混ぜて、通気性や水はけをよくしましょう」とアドバイスする。
そして、「オーストラリア原産の多くの植物は、強い風に弱い。台風対策のために鉢植えで管理した方が良い」と話す。
「おすすめのアイテムが、ルーツポーチという不織布製の鉢=下。通気性や透水性が良く、軽量で移動もさせやすい」
肥料を嫌う種類も
また、「オージープランツの中でも耐塩性のある植物を選びましょう」と話す。伊藤さんが、県内でも育てやすいオージープランツをいくつか挙げてくれた=下囲み。
オージープランツの中には「やせた土を好むものがある」と話す。ヤマモガシ科(バンクシア、グレビレア)などは、「プロテオイド根と呼ばれるリン酸を強力に吸い上げる特殊な根があるので極力、肥料は与えないでください」と説明した。
存在感のあるオージープランツ、庭の雰囲気を変えてみたい方は、ぜひ取り入れてみて!
通気性・透水性バツグン! 不織布製の鉢
リサイクルペットボトルや天然素材をミックスして作った不織布製の植木鉢。通気性や透水性が良く、軽いので移動もさせやすい。フェルトのような厚みと質感で、「結構、丈夫です。僕は2年間、屋外で使っていますが、穴が開いたり破れることもない」と伊藤さん。「トマトやナスなど水はけのよい鉢を好む野菜を育てるのにも向いています」と話した。
土に返るので、そのまま地植えすることもできる。
※メイクマン浦添本店と豊見城店で販売。取っ手付きは7色・無しは4色。取っ手付きは直径13㌢が530円、21㌢で750円、25.5㌢で880円(税込み)。
オージープランツと季節の草花の寄せ植え。奥のフランネルフラワーのように独特のフォルムがオージープランツの魅力の一つ
※奥から時計回りに、フランネルフラワー(オージープランツ)/ ネメシア/ブラキカム(オージープランツ)/花オレガノ
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沖縄でも育てやすい
オージープランツ
詳しくは店頭スタッフにご確認ください。取り扱いは浦添本店のみとなります。
【バンクシア属 ★は特におすすめ】
★インテグリフォリア、★ロブル、
アエムラ、スピヌロサ、
エリキフォリア、
アエムラ
【グレビレア属】
ロブスタ、ラニゲラ、バンクシー、バイレヤナ、エレガンス、ウィリシィ、ロスマリ二フォリア
ラニゲラ
【アカシア属】
フィムブリアタ、ポダリリーフォリア
【カリステモン属】
ビミニナリス、ホワイトアンザック
カリステモン
【ユーカリ属】
ポポラス、レモンユーカリ、レインボーユーカリ
【その他】
ウエストリンギア、フェイジョア、レプトスペルマム、ディアネラ、フィンガーライム
ウエストリンギア
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毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1891号・2022年4月1日紙面から掲載