[情報]琉大と建築関連企業が連携 ゼロエネルギーハウス実験棟が完成|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

NEWS

2019年8月2日

[情報]琉大と建築関連企業が連携 ゼロエネルギーハウス実験棟が完成



琉球大学と㈲フロンティアーズ(沖縄市)をはじめとする県内で事業展開する建築関連企業12社が連携し、沖縄に適したネットゼロエネルギーハウス(ZEH)を検証するための実験棟完成式が、7月25日に同大学構内で開かれた。

太陽光発電などを使い、断熱性・省エネ性に優れた資材で消費エネルギーをプラスマイナス0にするZEHは木造での取り組みが進む一方、コンクリートを用いた構造が主流の県内では、コンクリート造への適応やコスト面が課題となっている。同実験棟は補強コンクリートブロック造のスケルトン構造。居室2室の断熱材の仕様や窓など開口部の資材を変えるなどして、今後3~5年をめどに、室内外温度、エネルギー消費量などのデータを収集。気候風土に適したZEHの在り方を探る。

同大学の西田睦学長は「国策に掲げられているZEHを県内で普及する上での課題解決に向けて産学官連携で取り組む。学生にとっても生きた教材になる」と話した。フロンティアーズの伊藝直代表取締役は「理学部、工学部、教育学部とデータを共有し、県内の実情に適したZEH住宅をつくっていきたい」と話した。

TOPへ戻る