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2019年6月21日

[情報]韓国済州島の建築士と交流 建築懸賞受賞者が合同プレゼン


(公社)県建築士会と韓国の済州特別自治道建築士会(済州士会)は6月6日、建築懸賞(ティーダフラッグス、沖縄建築賞、済州特別自治道建築文化賞)の最高賞受賞者による合同プレゼンテーションを浦添市てだこホールで開催した。済州島の建築士と交流し互いの技術向上や人材育成に貢献することが目的。

県からはティーダフラッグス2018金賞・國定義弘さん、第5回沖縄建築賞正賞・金城豊さん、同・宮城江利奈さんが受賞作を発表。済州からは2018済州建築文化賞大賞・梁秀雄(ヤン・スウン)さん=下写真=が発表した。済州島の海岸沿いに建つゲストハウスで、「『鳥が羽ばたいているイメージに』との施主の要望に沿って設計」。翼に見立てた両翼それぞれがゲストルームで左翼からは離島が、右翼からは港が見えるよう大きな窓を海に向かって設けた。会場からの台風対策の質問に対し、「済州島は台風も来るが、冬の寒さのほうが厳しい。建物背面にあたる北側は窓を小さくして、後背の木々を残し北風をしのいだ」と答えた。

閉会のあいさつで済州士会の金相彦(キム・サンオン)会長=下写真=は、「どの作品も周辺環境を熟考しパブリック空間を意識した設計だと感じた。どの国の建築だろうとすばらしいと感じるものは同じ。済州と沖縄の交流がより一層深まるよう力を尽くしたい」と述べた。

会場には同3賞入賞作品パネルや國定さんの模型も展示され、参加した学生は「アイデアの出し方が参考になる」「模型がきれい」など、作品から刺激を受けている様子だった。


梁秀雄(ヤン・スウン)さん


金相彦(キム・サンオン)会長




 

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