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2019年6月21日

[情報]優れた木造建築や活動を顕彰 下地氏と伊良皆氏に木の建築賞


木の建築賞受賞者と選考委員長。右から下地洋平さん、三澤文子選考委員長、伊良皆盛栄さん、琉球住樂の伊良皆沙彩さん

優秀な木造建築や木材利用に関わる活動を顕彰する「第14回 木の建築賞」(主催・NPO木の建築フォラム)で、クロトン設計の下地洋平さんによる「雀庵」(じゃくあん)と、(株)琉球住樂の伊良皆盛栄さんによる「伝統を未来へ繋(つな)ぐ うちなー家」が入賞した。6月9日に東京で表彰式が行われた。

木の建築賞(ムクファースト崇秀記念賞)に選ばれた「雀庵」は、通風のために床下を開放する一方、コンクリートの基礎で湿気やシロアリを防ぐなど、伝統工法と新工法を組み合わせた住宅。伝統技術や素材を生かした、おおらかで開放的な空間などが評価された。下地さんは「これからも地域に根差した木造住宅の良さを伝えていきたい」とコメント。

「伝統を未来へ繋ぐ うちなー家」は、赤瓦やしっくいなど伝統的な部分を残しながら、省エネ性能を高めた住宅。その造りと、長年大工を育成してきたことなどが評価され、木の建築賞に選ばれた。伊良皆さんは「これまでやってきたことが認められ、とてもありがたい」と話した。

今回の同賞への応募点数は作品部門30点、活動部門6点だった。

下地さん設計の「雀庵」



伊良皆さん設計の「伝統を未来へ繋ぐ うちなー家」

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