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2018年12月14日

[情報]クロトンが既存住宅状況調査の実践講座 調査業務のノウハウを伝授

(株)クロトン(下地鉄郎代表取締役)は、中古物件の劣化の有無を調べる「既存住宅状況調査」の実践独自講座を、12月8日に行った。県内で同調査を実施できる資格技術者は300人以上いるものの、実務としての取り組みが少ないことを受け、同講座では技術者を対象に、調査報告書の記入の仕方や業務効率化のコツ、報酬の考え方などの座学=下写真=を踏まえ、実際に中古物件を調査した。今回参加した技術者は2人。



下地さんは「実務の取り組みが低い理由の一つとして、調査の報酬やリスクの考え方が定まらないこと」と話す。劣化や雨漏りなどを確認する同調査に加え、瑕疵(かし)保険をオプションにするなどして「仕事として成立することも広めていきたい」と話す。

座学の後、浦添市屋富祖にある築約45年の空き家物件を実際に調査。受講者らは打診棒やクラックスケールを使い、室内外や屋根裏、屋上の劣化状況を確認し、報告書に記入した。「依頼者と一緒に調査に入ることで、劣化状態の他、改修・修繕方法を説明すると依頼者の満足感も得られ、事後説明の時間も短縮できる」。受講した安座間梢さんは「学んだことを自社でも共有し、調査業務を実際に取り組んでいきたい」と話した。


調査物件の周囲を確認。ひび割れなどを目視や道具を用いて調査

 

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