2018年9月7日
[情報]第20回那覇の景観賞と記念シンポジウム 建築物や看板など4件を表彰
「那覇の景観賞」の受賞者ら
講演する小泉氏
那覇市内の優れた景観形成に寄与している建築物などを表彰する「第20回那覇の景観賞」表彰式と、同賞の20回を記念したシンポジウム「美しいまちづくりフォーラムIn NAHA」が8月29日、那覇市のてんぶす那覇で行われた。
同賞は、都市景観に対する市民の意識を高め景観向上を図ることを目的に、1986年にスタート。これまで73件が選ばれている。
今回は、建築物・工作物・広場部門で「壺屋やちむん通りの井戸(アガリヌカー)とガジュマル」「アルモントホテル那覇県庁前の公開空地」「緑ヶ丘公園エントランススペースと公衆トイレ」の3件、屋外広告物部門で「Kamanyの看板」が選ばれた。応募は両部門合わせて91件あった。
緑ヶ丘公園エントランススペースと公衆トイレを設計した(株)国建の鮫島拓さんは「絵になる風景をコンセプトにした。徐々に開発が進む周辺の変化にもなじんでいってほしい」と話した。
シンポジウムでは、(有)Lusieの小泉寛明代表が「人が人を集めるエリアディベロプメント」と題して講演。鉄道の高架下に店舗を呼び込み活性化を図った事例など、神戸にエリアをしぼった自身の取り組みを紹介した。「人の営みの集積が美しい街をつくる」と訴えた。県内で景観・まちづくりに取り組む専門家らによるパネルディスカッションもあった。
壺屋やちむん通りの井戸(アガリヌカー)とガジュマル
アルモントホテル那覇県庁前の公開空地
緑ヶ丘公園エントランススペースと公衆トイレ
Kamanyの看板