2018年8月24日
[情報]那覇市の20年後を考える「市民とワークショップを開催」
那覇市は、真和志周辺地域を対象に、住民と一緒に地域の20年後を考えるワークショップ(WS)を2018年8月12日、同市中央公民館で開催した。これは都市構造の基本計画となる都市マスタープラン策定(2019年度予定)に向けた住民意見交換の一環で、市内各地域別で開催している。
WSには識名、古波蔵、松川など真和志周辺の10地域から約20人の住民が参加した。地域の名物として与儀公園の蒸気機関車D51が挙げられ、ホラー映画のロケ地に向くスポットとして壺屋のやちむん通りのほか、安里川に掛かる「練兵橋」が挙がるなど、さまざまなテーマで地域資源を掘り起こした。住民が自作した地図を用いた発表では、交通渋滞や地域コミュニティーが薄いなどの地域課題が浮き掘りになったほか、地域で子育てできる集会場をつくる、空き家をシェアハウスにして若者を呼ぶなど、地域の将来像を語った。
「WSで出た意見はどう反映されるのか? 結果報告をしっかりしてほしい」という住民からの意見に対し、同市担当課は「すべての意見が計画に反映されるものではないが、関連する課やまちづくり協議会などと情報交換・連携を図る。今後の経過や結果はホームページや広報などを活用し、住民に広く知らせるよう務める」と回答した。
台風の影響で延期になった那覇新港周辺・西地域は9月1日(土)午後1時30分から、上山中学校で開催する。
乳児を連れた母親や80代の住民も。幅広い年齢層が参加
住民らが作成した地図を基に、地域の現状と将来像を住民自らが発表
<問い合わせ>
那覇市都市計画課
098-951-3246