[情報]沖縄の気候風土適応住宅推進連絡会議「県内建築士 熱計算の基礎学ぶ」|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

沖縄建築賞アーカイブ

NEWS

2018年2月2日

[情報]沖縄の気候風土適応住宅推進連絡会議「県内建築士 熱計算の基礎学ぶ」

沖縄における省エネ基準と温熱環境の基礎知識を学ぶ技術講習会「おきなわ省エネがわかる勉強会」(主催・沖縄の気候風土適応住宅推進連絡会議)が1月25日、浦添市てだこホールでスタートした。省エネ設計の実務に必要な知識や情報を普及発信することにより、2020年に予定されている建築物省エネ法の義務化への対応をスムーズに行うことが目的。全6回のコースで、県内の建築士ら20人が参加した。
講師は、国立研究開発法人建築研究所環境研究グループの三浦尚志主任研究員。室内環境など建物の熱計算をインターネット上で計算できるプログラムの作成を行っている。
初回の勉強会は、建物の熱性能の計算に必要なU値(1平方メートルあたり・温度差1度あたりの熱流)とq値(移動する熱の合計)の計算方法やメカニズムなどの基礎を学習。参加者は集中して電卓をたたきながら、いくつもの練習問題に取り組んだ。
三浦氏は「計算式に一つずつ単位を付けると間違いを見つけやすいし、理解もしやすい」とアドバイス。また、「自分で数値を評価して、どんな建材を使うべきかなどを判断できるようになってほしい」とエールを送った。
参加した一級建築士の新垣朝憲さんは「計算式をただ覚えるだけではなく、単位の意味などを理解しながらできたので楽しかった。これを機に省エネ設計をマスターしたい」と手応えを感じた様子だった。


U値やq値など熱計算の基礎を教える三浦氏


計算方法などを互いに確認し合いながら、練習問題に取り組む建築士ら

TOPへ戻る