2018年1月5日
[情報]伝統建築技術用いた看板お披露目
北中城中学校の生徒会役員らが製作
北中城中学校の生徒会が中心となり、木造の伝統建築技術を用いた「交通安全」の看板を製作。村内の通学路に設置し、昨年12月23日に除幕式を行った。
生徒会長の後藤亜和さん(中3)は、「通学中の事故が増えているので、交通安全の看板を設置したいと思った」と経緯を説明。
亜和さんの父親で「伝統建築『これから』研究会」の後藤道雄さんは「娘から相談を受け、北中城村らしいものを造ろうと国指定重要文化財である中村家住宅に使われている伝統建築技術を看板にも用いた」と語る。
看板の中央は、引き戸を動かすことで文字が変わる無双式になっていて、生徒が登校する平日は「交通安全」、来客が多い土・日曜日は「ようこそ北中へ」となる。
看板下部の標語は生徒会メンバーらが彫った。亜和さんは、「彫るのは難しかったし、木組みがかみ合わなかったりと大変だったが、さまざまな方に協力してもらって完成させることができた」と感謝を述べた。
後藤さんは、「生徒の安全を守るとともに、伝統建築技術を生徒や地域の人たちにも知ってほしい」と期待を込めた。
登下校中の事故を防ぐため、伝統建築技術を使った交通安全の看板を作った北中城中の生徒会役員たち
無双窓を引けば「ようこそ北中へ」となる