2016年12月9日
【情 報】県アンダー40設計競技 ティーダ フラッグス2016|平和祈念公園・休憩舎設計コンペ
佐川さん、山内さんが金賞
県内で活動する40歳以下の若手建築士を対象にした、平和祈念公園・休憩舎の設計コンペ「県アンダー40設計競技 ティーダ フラッグス2016」の最終プレゼン会が11月30日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた。金賞には(有)真玉橋設計事務所の佐川淳さん(39)と山内詩織さん(23)の作品「『わ』緑のなかの休憩舎」が選ばれた。応募総数49件の中から、一次審査を通った8作品が最終プレゼンに登場。若手建築士たちは、模型や動画などを用いて、己の作品をアピールした。
金賞に選ばれた佐川さん、山内さんの作品は、円形の歩道が特徴。一部分は地面を持ち上げて「丘」を造る提案をした。丘の下は講堂としても利用できる。
山内さんは「アンダー40は3回目の挑戦。経験を詰め込んだ作品で、やっと金賞を取れた」と喜んだ。佐川さんは、実際の建造物になることに「身が引き締まる思い。平和について思いを寄せる場になれば」と語った。
金賞を受賞した佐川さん(右から5人目)、山内さん(同4人目)ら最終プレゼン参加者と審査員
佐川さん、山内さんの作品「『わ』緑のなかの休憩舎」。佐川さんは、「グーグルアースなど、上空から見た時のインパクトも考えた。沖縄のシンボルになってほしい」と期待を込めた