2025年9月12日
[情報]ウズベキスタンで技術者育成|建築士ら現地大学で集中講義

ウズベキスタンで日本語や建築・施工管理技術を教える(合)アジビズの髙井健太さん(左)と一級建築士の安田哲也さん
(合)アジビズ(宜野湾市、比屋根拓代表)は10月6日~24日の間、ウズベキスタンのKIMYO国際大学で「高度な建築設計・施工管理技術」に関する養成講座を開く。同大学の学生20人が受講し、日本語をはじめ耐震設計や設備設計、歴史など幅広い日本の建築技術を教える。同社の髙井健太さんは「技術者が不足している日本の建設業界への就職も視野に入れ、現地の学生らをサポートしたい」と意気込みを語った。
講師を務める一級建築士の安田哲也さんは今年5月、同大学を訪れ学生らと面会。「建築に関する基礎知識は十分。より高度な技術を身に付けようと息まくハングリー精神がすごい」と振り返る。日本企業でエンジニアとして働いてもらうことで、人材確保や今後就職する日本人にも技術を引き継ぎ、産業の空洞化を防ぐ。しかし、「文化・風習の違いによる離職が課題」と安田さん。耐震技術など日本が誇る建築技術のみならず、「独特な産業体制なども伝え、カルチャーギャップの溝を埋めたい」と話した。