2024年10月11日
[情報]第38回トータルリビングショウ|展示ブースや講演会にぎわう
県内最大級の住まい・暮らしの展示会「第38回トータルリビングショウ」(主催・沖縄タイムス社、タイムス住宅新聞社)が4日~6日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。52社が出展し、3日間で2万3086人の来場者でにぎわった。ことしは防災エリアも新設され、シェルターや防災食などのブースにも多くの人が集まっていた。
講演会に登壇した、左から川口さん、まえうみさん、慶田城さん
5日、6日には住まいに関する講演会が開かれた。住宅収納スペシャリストの川口久美子さんは、片付けの基本と住まいの収納計画について講演。「整理・収納ができていないと、いくら片付けても散らかってしまう」とし、散らからない家をつくる収納計画について「モノは動作をする場所に収納するのが基本。家族がモノを持ち込むリビングにも忘れずに収納を!」とアドバイスした。
空間デザイン心理士Ⓡのまえうみ・さきこさんは「間取りや家具の配置は、人の心や脳に大きく影響する。例えばキッチンに背を向けるソファ配置は会話がしづらくなり、家族関係を悪化させる恐れがある」と説明。「相手の表情が見え、会話がしやすいのは視野60度の範囲内。それを踏まえて間取りや家具の配置を考えると、家族関係も良くなる」と話した。
6日にはファイナンシャルプランナーの慶田城裕さんが、住宅ローンについて解説。「最も多い相談は『わが家はいくらまで借りられますか?』。しかし、大切なのはそこではなく『いくらなら返済し続けられるか』。そこを基に借入額を決めること」と解説。さらに、金利タイプは「金利上昇・下降などの局面やライフプランを見据えて選ぶこと」とアドバイスした。
川口さんの講演会に浦添市から参加した70代の女性は「モノの分け方が参考になった。終活に生かしたい」と話した。