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2024年7月5日

[情報]県建築士会うるま支部・沖縄市支部が講演会|車椅子トラベラー 世界と沖縄の現状語る



沖縄県建築士会うるま支部・沖縄市支部は、7月1日の建築士の日を前に6月29日、糸満市在住の車椅子トラベラー・三代達也さん=写真=を招いて特別講演会「日本、世界のインクルーシブ事例と沖縄の居心地の良い環境作り」をうるま市で開催した。

三代さんは18歳のときにバイク事故で頸椎(けいつい)を損傷。両手両足にまひが残り、車椅子になった。それでも「車椅子トラベラー」として挑戦を続け、単独世界一周も達成した。  

三代さんは、世界のインクルーシブ事例を紹介。「ハワイは、砂浜にプラスチック板で作った道があり、車椅子でも海に入れるようになっている。それがビーチの一番いいところに設置されていることに感動した」と話す。

「スペインのホテルは、バリアフリー対応の居室がエコノミーとスイートにあった。バリアフリーでもグレードが選べるホテルはなかなかない」と説明した

2021年、沖縄に移住した理由を「当初は半年ほどの短期滞在の予定だったが、沖縄は居心地が良い。車椅子ユーザーということで入店を断られたことは一度もない。物理的なバリアーがあっても、サポートしてくれる」と話す。しかし、それが逆に「『助け合えばいいさー』となり、設備面で行き届いていないところもある。バリアフリー化のための助成金なども知られていない」と指摘した。

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