[情報]金秀アルミ工業の全株 YKKAPに譲渡|海外需要に応える生産を強化|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

NEWS

2024年5月24日

[情報]金秀アルミ工業の全株 YKKAPに譲渡|海外需要に応える生産を強化

金秀建設は5月13日、100%子会社の金秀アルミ工業(西原町、坂上勉社長)の全株式をアルミ建材メーカー大手のYKKAP(東京都、魚津彰社長)に譲渡したと発表した。全従業員114人の雇用と事業活動はYKKAPが引き継ぐ。YKKAPはアジア地域での生産拠点強化と県内の供給力向上を図る。

金秀アルミ工業はアルミ形材の押出機など生産設備を有し、サッシの加工から組み立てまで一貫して行う。本土資本の参入による県内シェアの競争激化を受け、海外展開を模索していた。

一方のYKKAPは「海外需要に応える生産拠点の強化」を重要課題に挙げ、県内にYKKAP沖縄の工場を展開している。金秀アルミ工業の子会社化により、アルミ形材の押出機など生産設備が整い、供給システムが強化される。台風に強い商品の製造など金秀アルミ工業が培ってきた技術力をアジアで生かすメリットもある。また、これまでYKKAP沖縄が使用するアルミ形材を県外から運んできた物流コストは抑制される。

株式取得は5月10日付で取得額は非公開。社長にはYKKAP生産本部四国製造所素材製造部押出ライン長の松本隆男氏が就き、坂上氏は取締役会長となった。

TOPへ戻る