2023年10月27日
[情報]トータルリビングショウ4年振り開催|ブースや講演会 来場者にぎわう
住まいや暮らしに関わる41社が一堂に会した
(左)「片付けの基本」を説明する新垣さん(右)、壁紙やインテリアについて説明をする森田さん
県内最大級の住宅総合展「第37回沖縄県トータルリビングショウ」(主催・沖縄タイムス社、タイムス住宅新聞社)が20日~22日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。3日間で延べ1万9546人が来場した。
新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。41社が出展し、新築やリフォーム、住宅設備、インテリア、住宅ローンなどの情報を発信。木造住宅を手がける「AJF HOME」(福岡県)は古紙を使った断熱材を紹介。同社沖縄支店の宮里圭さんは「紙は燃えやすいイメージがあるが一般に普及している断熱材より延焼を防げるなど多くのメリットがある」と説明。来場者は実際の製品を見ながら説明に耳を傾けていた。
21日と22日には住まいの講演会も開かれた。21日には整理収納アドバイザーの新垣さやかさんが片付けの基本について講演。片付けとは収納するだけでなく「(1)ものをすべて出す、(2)仕分ける(整理)、(3)減らす、(4)しまう(収納)の4ステップを踏むことが大切。特に(2)の整理をしっかりすれば片付けの8割が成功したと言える」と話す。
しまうときは「取り出しやすさを重視。ワンアクションを意識すると、暮らしがとても楽になる」と説明した。
22日には空間プランナーの森田めぐ美さんが壁紙の選び方について説明した。「まずは、どんな部屋にしたいのかインターネットなどを活用して具体化しましょう」と話す。そして「床、壁、天井のバランスを考える。上に行くほど明るくすれば空間が高く広く感じられ、天井を暗くすると落ち着きが出る」。
色合わせのコツとして「色には明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)があり、その度合いをそろえると失敗しない。特に彩度はずらさないこと」とアドバイスした。