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2023年7月14日

[情報]沖縄ガスが住宅用燃料電池をテーマに講演会|「エネファーム」で脱炭素化へ

[情報]沖縄ガスが住宅用燃料電池をテーマに講演会|「エネファーム」で脱炭素化へ
琉球大学の千住智信教授(写真右奥)による住宅用の燃料電池「エネファーム」の普及に関する講演会

沖縄ガス(那覇市、湧川直明社長)は6日、創立65周年を迎えた節目に合わせ、昨年から販売を開始した住宅用の燃料電池「エネファーム」をテーマにした講演会を同社で開催した。建築会社やガス事業者の関係者らが参加し、エネファームの仕組みや導入事例などを学んだ。

エネファームはガスから水素、空気中から酸素を取り出し、化学反応させて電気を作る。また、その過程で出た熱を利用し、給湯用のお湯を蓄えることで、家庭におけるCO2削減につなげる。停電時でも24時間、最大700ワットの電気が使用可能。

琉球大学工学部の千住智信教授は沖縄県の課題として、石炭火力に頼る現状の発電方法について指摘。脱炭素社会に向けて、「アパートにエネファームと太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入することで、CO2排出を大幅に減らせるスマートシティーを構築できる可能性もある。その際には、設置コストなど経済的負担をいかに軽くできるかがポイント」と見解を示した。

エネファームの普及に取り組むコージェネ財団の田口利憲氏は「エネフォームとガスコンロ、空調を使った場合のエネルギー消費量は、従来のガス給湯器を使うより約14%抑えられ、光熱費も年間で約9万円削減できる。また、国の補助金制度も多く、コストを抑えて導入できることも知ってほしい」と話した。

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