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2023年7月7日

[情報]県建築士会うるま支部が講演会|高齢期の家は気温差・段差に注意

[情報]県建築士会うるま支部が講演会|講演を行った高齢者住宅協会の正田克成さん
講演を行った高齢者住宅協会の正田克成さん

1950年7月1日に建築士法が施行されたことから同日は建築士の日。(公社)沖縄県建築士会うるま支部(糸数聡支部長)は1日、同市で講習会「高齢期に備えた住まい」を開催した。

東京から(一社)高齢者住宅協会の正田克成事務局次長が来県し、健康寿命を延ばす住環境の工夫を説明した。正田さんは「高齢者の事故の8割が自宅で発生している。加齢とともに、家のちょっとした段差や気温差がこたえるようになる。早めに改修などをしておけば体への負担が少なくて済む」と話す。例えば「内窓を付けて空調効率を上げる」「玄関やアプローチに手すりやスロープを付けて外出しやすくし、社会とのつながりを保つ」などの提案をした。

「新しい環境になじむまでには、ストレスがかかる。これを『リロケーションダメージ』といい、心身の状態を悪化させる恐れがある。特に高齢者に症状が出やすいので、元気なうちに改修を行うことをすすめる」と話した。

糸数支部長は「超高齢化社会の日本で、こらからの住まいを考えることはとても大切」と話した。

[情報]県建築士会うるま支部が講演会|県建築士会うるま支部の糸数聡支部長
県建築士会うるま支部の糸数聡支部長

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