2022年8月12日
[情 報]2022年6月の県内新設住宅着工総数|貸家約3割減 総戸数もマイナスに
グラフ1.住宅着工の推移(県内)

国土交通省は7月29日、2022年6月分の新設住宅着工数を発表した。県内の総戸数は746戸で前年同月比2.0%減だった。前年を下回るのは2月以来4カ月ぶり。
減少したのは唯一、貸家(賃貸目的で建築)だけだったが減少率が27.2%と大きかったことから総戸数もマイナスになった。貸家は、9カ月連続で減少している。
一方、持ち家(建築主が自分で居住)は258戸で12.7%増だった。持ち家は好調をキープしており、15カ月連続で前年を上回っている。
分譲(建売やマンションなど)も200戸で46.0%増だった。分譲は特にマンションが好調。82戸で前年比110.3%増だった。3月以来、前年比増加率が100%を上回る月が続いている。分譲の一戸建ては118戸で20.4%増だった。
構造別では、鉄筋コンクリート造が一番多く全体の74.5%を占めた。次いで木造が17.4%だった。
グラフ2.構造別着工数

【2022年6月の県内新設住宅着工数のポイント】
・貸家が287戸で前年同月比27.2%減。貸家の減少率の大きさから、総戸数も2.0%減となった。
・持ち家は15カ月連続で前年を上回っている。6月は258戸で12.7%増だった。