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2022年1月14日

[情 報]2021年11月の県内新設住宅着工総数 |分譲と持ち家は回復基調

【2021年11月の県内新設住宅着工数のポイント】
・分譲住宅は269戸で前年同月比63.0%増、持ち家も254戸で12.4%増。回復基調が続いている。
・貸家は358戸で、前年比23.8%減だった。300戸台の低迷が続いている

国土交通省は2021年12月24日、同年11月分の新設住宅着工数を発表した。県内の総戸数は882戸で前年同月比2.3%増だった=グラフ1。

グラフ1.住宅着工の推移(県内)
増加率が大きいのは分譲住宅(分譲マンションや建売)で、着工戸数は269戸、前年比63.0%増だった。持ち家(自分で居住)も254戸で12.4%増だった。持ち家や分譲はコロナ直後の急落から、緩やかな持ち直し傾向が続いている。

一方で、貸家(賃貸目的で建築)は、358戸で前年比23.8%減だった。コロナ禍以前は、1000戸を超えることも珍しくなかったが、今は300戸台が続いている。

全国的にも低迷が続いているが、第一生命経済研究所によると「貸家の着工数に下げ止まりの傾向がみられており、横ばいでの推移を見込む」としている。

構造別では、鉄筋コンクリート造が一番多くて640戸で、全体構成比72.6%を占めた。次いで木造が198戸で22.4%、コンクリートブロック造(CB造)が34戸で3.9%だった。

グラフ2.構造別着工数

同研究所は「世界的な資源価格の高騰が長期化している。建設業の経営圧迫や販売価格の上昇につながり、受注を押し下げる懸念があるため、今後も動向に注意が必要」としている。
 

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