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2021年11月12日

[情 報]2021年9月の県内新設住宅着工総数|持ち家は好調続く


【2021年9月の県内新設住宅着工数のポイント】
・総戸数は713戸で前年同月比18.8%増。増加率は大きいものの、総戸数としては低水準。2020年9月が記録的な少なさだったことが影響している。
・持ち家は270戸で前年同月比45.9%増。250戸を上回るのは2019年11月以来、1年11カ月ぶり。





国土交通省は10月29日、2021年9月分の新設住宅着工数を発表した。県内の総戸数は713戸で前年同月比18.8%増だった=グラフ1

前年を2割近く上回ったものの、総戸数はここ1年で3番目に少ない。前年同月(2020年9月分)の総戸数が600戸と記録的な少なさだったことが影響している。

増加率が一番大きかったのは「持ち家(自分で居住)」。
270戸で前年比45.9%増だった。250戸を超えるのは2019年11月以来、1年11カ月ぶり。6カ月連続で前年を上回り、好調がうかがえる。

一方で、貸家(賃貸目的で建築)は319戸で前年比4.9%増、分譲住宅は114戸で前年比2.7%増だった。いずれも前年は上回っているものの戸数は伸びず、総戸数の伸びを縮小させた。

第一生命経済研究所によると「持ち家について、増加ペースは鈍化するとみている。7~9月の住宅展示場来場者数が前年を下回る結果となっており、受注動向にも弱い動きが見られる」としている。

貸家は「下げ止まりの傾向がみられ、今後は横ばい水準での推移を見込む」とする。

構造別では、鉄筋コンクリート造(RC造)が488戸で全体の68.4%を占めた。次いで木造が153戸で全体の21.5%となった=グラフ2。

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