2021年6月11日
[情報]2021年4月の県内新設住宅着工総数 分譲、持ち家 緩やかに回復
グラフ1.住宅着工の推移(県内)
グラフ2.構造別着工数
国土交通省は5月31日、2021年4月の新設住宅着工総数を発表した。県内の総戸数は913戸で、前年同月比19.1%減だった=グラフ1。しかし昨年10月以降、右肩下がりだった総戸数が半年ぶりに持ち直した。特に持ち家(自分で居住)は218戸で前年比16.0%増、分譲(建て売りやマンションなど)は245戸で前年比15.6%増だった。
貸家(賃貸目的で建築)は443戸で前年比39.2%減だった。
第一生命経済研究所によると、持ち家と分譲住宅は「緩やかな回復が見込まれる」としている。「在宅勤務の普及による住環境の見直しニーズや住宅ローン減税など、各種住宅取得支援策の下支えも後押しとなる」と分析する。
一方で賃貸は「低迷が続く」とする。「金融機関によるアパートローンの貸し出し態度は依然として極めて厳しい状況が続いており、当面、回復は見込みがたい」としている。
構造別では、鉄筋コンクリート造が745戸で全体の81.6%を占めた。次いで木造が123戸で13.5%だった=グラフ2。
【2021年4月の県内新設住宅着工数のポイント】
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