グッドデザイン賞に沖縄建築賞から2作品 開放感や伝統的な空間評価|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

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2020年12月25日

グッドデザイン賞に沖縄建築賞から2作品 開放感や伝統的な空間評価


楚辺のコートハウス(設計・ARG)
 
タテのアマハジで繋がる家(設計・スタジオジャグ)



2020年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会)に、(株)エー・アール・ジー「楚辺のコートハウス」と、スタジオジャグ「タテのアマハジで繫(つな)がる家」が選ばれた。この2作品は昨年の第5回沖縄建築賞で奨励賞を受賞している。

楚辺のコートハウスは二つの中庭を設け、居室に光と風を入れつつ、近接する隣家からプライバシーを守る造り=左上。「沖縄の気候と周囲の視線から、建物をどう閉じ、開くかという解答の一つ。中庭に挟まれたリビングは開放感にあふれる」と評価された。

タテのアマハジで繫がる家は、1階テラスから2階のバルコニーまで大きな壁でつなぎ、縦方向にのびる半屋外空間が特徴=右上。「沖縄の厳しい気候から生活を守り、伝統的なアマハジ空間をたくみに取り込んでいる」と評価された。

これを受け、エー・アール・ジー代表取締役の池間守さんと設計チーフの崎浜国男さんが16日、タイムス住宅新聞社に訪れ、受賞報告した。池間さんは「社員、特に若い人のモチベーションアップにつながる」と喜ぶ。崎浜さんは「感動を与えられる建築を意識した設計が、いいデザインとして評価されたと思う」と話した。

スタジオジャグ代表の久志直輝さんは「沖縄建築賞に続き、大きな賞に選ばれてうれしい。今後も質の高い建築を目指す」とコメントした。


受賞報告するARGの池間さん=右=と崎浜さん

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