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2020年6月5日

[情報]浦添市立図書館が「25年賞」受賞 長年親しまれ地域に根付く建築



25年以上も美しさを保ち、地域に貢献する建築を表彰する「25年賞(主催・日本建築家協会)」に浦添市立図書館が選ばれた。5月29日、同図書館の設計に携わった東設計工房の山城東雄氏、建築家協会沖縄支部・伊良波朝義支部長、施工に携わった大晋建設が浦添市を訪ね、同賞受賞を報告し、賞状を市に手渡した=下写真。


受賞報告に訪れた山城氏(前列右端)、建築家協会沖縄支部・伊良波支部長(前列左端)らから松本哲治浦添市長(前列中央)が「25年賞」の賞状を受け取った

同賞は毎年全国から築25年以上経過する建築作品を募り、なかでも優れた5作品を表彰する。浦添市立図書館は1985年に完成、今年で開館35周年を迎える。山城氏は「同図書館は故・内井昭蔵氏との共同設計。北中城村にある中村家を参考にひんぷんや中庭のある設計となっている。文化的な価値のある建築ができたのも浦添市の理解と協力があってこそと感謝している」と当時を振り返った。松本哲治浦添市長は、「自他共に認める素晴らしい建築。これからも市民のいこいの図書館として、維持管理していきたい」と述べた。

同図書館は「地域と風土との関係性を育み、市民から親しまれ、時を重ねてもなお地元に根付いた建築」との評価を受け表彰された。


浦添市立図書館。赤瓦のデザインは浦添ようどれから出土したものがモチーフになっているという

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