[情報]造園連沖縄県支部が講習会 古い赤瓦を使い塀を製作|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

NEWS

2019年3月29日

[情報]造園連沖縄県支部が講習会 古い赤瓦を使い塀を製作

日本造園組合連合会(造園連)沖縄支部は、古い瓦を使って塀を作る講習会を2019年3月23日、宜野湾市愛知の島袋邸で開いた。


古い赤瓦を使って瓦塀を作製した


築60年の島袋邸で、瓦の葺き替えをした県琉球赤瓦漆喰施工協同組合の副代表理事・田端忠さんが、古い瓦を有効活用しようと企画。「昔はあちこちにあった瓦塀だが、最近は見ることが少なくなった。だが、技術を絶やしてはいけない」と、琉球赤瓦屋根施工で現代の名工を受賞した大城幸祐さんや、琉球赤瓦葺き・漆喰塗りの県優秀技能者である城間盛行さんを講師に招いて実施した。

大城さんは「昔ながらの瓦塀は、瓦を割って水平に並べて漆喰で塗り固めていく。今回はセメントで固めた後、仕上げに漆喰を塗る。瓦の波型を生かした本土式の模様も取り入れるなど、現代的にアレンジしている」と話した。

参加した造園職人は「私たちも瓦を使って花壇を造ることもあり、瓦の扱いには慣れているつもりだが、やはりプロはすごい。瓦を水平に割る技などに驚いた。今後の造園の仕事に生かしたい」と話した。

TOPへ戻る