2018年11月2日
[情報]宮大工・小川三夫氏が講演|㈱東設計工房
鉋くず1枚の教え今も胸に
奈良県の法輪寺三重塔、薬師寺金堂などの再建に副棟梁として携わるなど、全国各地の寺院の再建・修復工事をする宮大工、小川三夫氏の講演会が10月25日、浦添市であった。那覇市の㈱東設計工房(山城東雄代表)の創立40周年を記念して開かれ、約200人が集まった。
小川氏は師事した西岡常一棟梁と「二十数年共に生活したが、渡されたのは鉋くず1枚。向こうが透けて見える見事なもので、こんなふうに削れるようになりたいと、毎日毎日刃物を研いだ」と語る。
小川氏は現在、自身が設立した「鵤工舎」で後進の指導育成に努める。「先走って教えない。無駄をさせ、無駄に気付かせ、無駄を省く。人を育てるのは時間がかかる。最近の教育は急ぎ過ぎているように思える」と話した。

宮大工、小川三夫氏
奈良県の法輪寺三重塔、薬師寺金堂などの再建に副棟梁として携わるなど、全国各地の寺院の再建・修復工事をする宮大工、小川三夫氏の講演会が10月25日、浦添市であった。那覇市の㈱東設計工房(山城東雄代表)の創立40周年を記念して開かれ、約200人が集まった。
小川氏は師事した西岡常一棟梁と「二十数年共に生活したが、渡されたのは鉋くず1枚。向こうが透けて見える見事なもので、こんなふうに削れるようになりたいと、毎日毎日刃物を研いだ」と語る。
小川氏は現在、自身が設立した「鵤工舎」で後進の指導育成に努める。「先走って教えない。無駄をさせ、無駄に気付かせ、無駄を省く。人を育てるのは時間がかかる。最近の教育は急ぎ過ぎているように思える」と話した。

宮大工、小川三夫氏