2018年4月6日
[情報]2017年度民間住宅ローンの実態に関する調査 新規貸出額 借り換え向け増加

国土交通省は「2017年度民間住宅ローンの実態に関する調査」の結果を3月、発表した。
個人向け住宅ローンの実績では、16年度の新規貸出額の合計は18兆9088億円で、前年度の18兆2170億円より6918億円増加した。
新規貸出額における使途別割合では、新築住宅向けが58%、中古住宅向けが16.7%、借り換え向けが25.3%だった=上グラフ。前年度までに比べ、借り換え向けの割合が増加しているほか、中古住宅向けも増加傾向になっている。
金利タイプ別では、変動金利型50.2%(15年度は56.5%)と、固定金利期間選択型25.7%(同30%)が前年度より減少。一方、全期間固定金利型7.1%(同4.3%)と証券化ローン17%(同9.2%)は増加している。
そのほか、賃貸住宅の建設・購入にかかる融資(アパートローン)の実績や、住宅ローンの商品ラインアップなどについても調査した。詳しくは同省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/report/press/house01_hh_000082.html)。
対象機関1363機関のうち、回答があったのは1299機関(うち住宅ローン取り扱いは1241機関)で、回答率は95.3%だった。