2018年3月30日
[講演会]JIA沖縄支部 建築文化講演会 国広氏「沖縄での建築交流を」
国内外で活躍する建築家・国広ジョージ氏を講師に招いた「建築文化講演会2018」(主催・日本建築家協会沖縄支部)が3月23日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた。同支部が20日~25日に同館で開催した「琉球浪漫2018 沖縄建築展~島・建築レシピ展」の一環。建築士や建築を学ぶ学生など、約120人が集まった。

国広氏は「愛・尊敬・信頼~環境と建築を通した貢献的国際交流」と題して講演。日系三世として人種を意識しながら育つ中で、学生時代に建築を通して人の役に立つNPOを設立したことや、「アジア人」として行ったアジアでの文化・産業遺産研究といったことが、その後、中国で村落再生事業として手掛ける「竹建築ビエンナーレ」につながったことなどを紹介した。国広氏は「建築家が本当に力を持っていると感じるのは、作品づくりの結果として社会貢献をするような、建築を超えた見えないところにある」と話した。
同支部の島田潤前支部長との対談では、「沖縄は自分たちの文化をしっかり持っているので、日本人でもアジア人でも、それぞれの意識によって何にでもなれる。県外や国外に建築を勉強しに行くばかりでなく、これからは沖縄に迎え入れて交流をしていくときが来ているのではないか」と国広氏は提案した。

対談する国広氏(右)と島田前支部長

国広氏は「愛・尊敬・信頼~環境と建築を通した貢献的国際交流」と題して講演。日系三世として人種を意識しながら育つ中で、学生時代に建築を通して人の役に立つNPOを設立したことや、「アジア人」として行ったアジアでの文化・産業遺産研究といったことが、その後、中国で村落再生事業として手掛ける「竹建築ビエンナーレ」につながったことなどを紹介した。国広氏は「建築家が本当に力を持っていると感じるのは、作品づくりの結果として社会貢献をするような、建築を超えた見えないところにある」と話した。
同支部の島田潤前支部長との対談では、「沖縄は自分たちの文化をしっかり持っているので、日本人でもアジア人でも、それぞれの意識によって何にでもなれる。県外や国外に建築を勉強しに行くばかりでなく、これからは沖縄に迎え入れて交流をしていくときが来ているのではないか」と国広氏は提案した。

対談する国広氏(右)と島田前支部長