2017年12月22日
[講演会]日本住宅リフォーム産業協会がセミナー「若手経営者が業界の展望を議論」
(一社)日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ)は12月12日、「ジェルコのリフォームセミナーin沖縄ー10年先のリフォーム経営を考える」を浦添市産業振興センター結の街で開いた。県内外のリフォーム業者ら20人以上が参加した。
パネルディスカッションでは、若手経営者5人が「今後のリフォーム業界の展望」をテーマに話し合った。リフォームの設計・施工などを手掛ける(株)大和ホーム(愛媛県)の井上洋介代表取締役は、大工や左官といった職人が高齢化していることを挙げ、「自分たちの将来にも関わること。いつも頼んでいる職人がいなくなったから次を探せばいいというわけではない。学校での啓発活動を来年からやっていく予定」と力を込めた。そのほか、各会社の事業承継や人材育成などについて、それぞれ説明した。
基調講演では、(株)ゲイナンハウス(広島県)の河野啓一代表取締役が「OB顧客は自社の固定資産」と題して話した。「リフォームはリピートビジネス。地域や客層、商品を絞ることで、顧客とのつながりが強化される」と話したほか、同社が行っている24時間駆けつけサービス、ニュースレター、感謝祭、バスツアーといった顧客向けサービスも紹介した。
パネルディスカッションに参加した5人の若手経営者ら
基調講演で話をするゲイナンハウスの河野代表