［講演会］沖縄大学地域研究所がまちづくり講座｜リビング通信

石原氏「防災絡めて地域で景観づくり」

沖縄大学地域研究所は2017年8月12日、第547回土曜教養講座「地域主体による風景・景観まちづくり」を、同大アネックス共創館で開いた。
基調講演では、兵庫県参与の石原憲一郎氏が、国全体で緑化に取り組むシンガポールの事例を紹介。沖縄の道路や歩道に雑草が茂る現状を指摘し、維持管理の重要性を訴えたほか、「ベランダの緑化で風景を一変させられる」と話した。
周辺地域の自治会長らが参加したミニフォーラム＝写真＝では、「どのように住民を景観づくりに巻き込むか」という質問が会場から挙がった。石原氏は「防災や子育てと関連付ければ人を集めやすい。防災なら、花で避難を導くため、避難経路に花を植える方法もある」と助言した。