2025年10月31日
[情報]石垣設計室が「通気断熱WB工法」を解説|人の健康と木造住宅を守る

模型やスライドを使って、「通気断熱WB工法」を説明する(有)石垣設計室の石垣さん
浦添市と石垣市に建築事務所を構える(有)石垣設計室は12日(日)、湿気の滞留をなくす「WB(ダブルブレス)HOUSE」セミナーを南風原町のクリナップ沖縄ショールームで開いた。同社代表で一級建築士の石垣三夫さんは「『通気断熱WB工法』は入居者の健康を守り、木造住宅の長寿命化につながる」と説明する。
同工法の特徴として二つの空気層と透湿クロスがある。空気層を内壁と外壁側それぞれに設けることで、「特に夏場は熱と湿気を効果的に掃き出す」。さらに、室内を透湿クロスで仕上げることで、「空気中の水分に付着しやすい有害な化学物質や生活臭なども空気層を通って、一緒に外へ。結露によるカビの繁殖や建材の腐敗を防ぎつつ、室内の空気も澄む」と石垣さん。
また自然風を利用し換気するため、24時間の機械換気システムは不要。石垣さんは「コスト削減になるが、最大の利点は健康にいいこと。ダクトや給排気口のフィルターから室内に入るほこりやカビなどを吸い込まずに済む」と話した。



