2025年10月24日
[情報]実際の建材使い「夢の店」づくり|JCDが那覇小でワークショップ

児童たちが手がけた店の模型。実際の建物でも使われるタイルや壁紙、床材などを使って制作した
店舗などの商業空間を手がけるインテリアデザイナーなどが集う(一社)日本商環境デザイン協会(JCD)沖縄支部(山里健市支部長)は10月8日、那覇小学校(那覇市前島・眞境名君代校長)で、ワークショップ「ドリームショップを作ろう」を開催した。
同校の6年生約80人が12チームに分かれ、JCDの会員や専修学校インターナショナルデザインアカデミーの学生にサポートしてもらいながら店の模型を制作。実際の物件でも使用されている壁紙やタイル、カーテン生地、床材などを使って空間デザインに挑戦した。
児童たちは、動物や恐竜と触れ合えるショップ、大谷翔平選手の試合がライブで見られるスポーツ店、世界的に人気のキャラクター「ラブブ」のテーマパークなど、夢やトレンドを反映した店を制作し、皆の前でプレゼンテーションをした。
JCDの山里支部長は「2010年から小学校での授業を行っているが、この授業で空間デザインに興味を持ち、デザイン系の専門学校に進学したという子も出てきた。とても喜ばしい。子どもたちの視野を広げるきっかけになっていることを実感している。これからも地道に継続していきたい」と話した。
同小6年の後庵さなさんのグループは、那覇小のグッズを販売する「なはショップ」=上写真=を作った。「大変だったのは、紙粘土で作った旗頭。床のタイルも、隣同士の色が被らないように配置を考えながら一つ一つ敷き詰めた。大変だったけど、皆で協力して完成できて良かった」と笑顔で話した。



