2025年6月20日
[情報]京都女子大の坂井教授ら開発|花ブロックの算数教材 県へ寄贈

花ブロックを題材にした算数教材の冊子。

花ブロックを題材にした算数教材を半嶺教育長(左)に手渡す坂井教授(中央)と赤井さん
身近な建材「花ブロック」を題材にした小学生向けの算数教材を京都女子大学の坂井武司教授と九州ルーテル学院大学の赤井秀行さんが開発。6月13日に沖縄県教育委員会の半嶺満教育長に寄贈した。県内の全小学校に1部ずつ提供されるほか、下記URLからダウンロードもできる。
https://drive.google.com/file/d/1jNyOCr_2GsxCrroV8dtn6MitFK_oK48m/view?usp=sharing
坂井教授は「ワーケーションで来沖した際、宿泊したホテルで花ブロックを見て、形の面白さに魅了された。6年生の算数科の単元『対称な図形』の教材にできそうだと考えた」と開発の経緯を説明。県内で昔から使われている花ブロックを教材にすることで「算数だけでなく戦後の沖縄史も学ぶことができる。県内の小学校の授業で活用させてもらったとき、子どもたちは『おじいの家にもある!』と食いついてくれた」と赤井さんは話す。
半嶺教育長は「子どもたちの身近にある花ブロックを教材にするというのは素晴らしい発想。地域文化の継承にもなる。ありがたく活用させていただく」と感謝を述べた。