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2016年10月7日

【情 報 】ゼロ・エネルギーについて考える


沖縄県内の電設企業など10社連合の沖縄スマートアイランドプロジェクト(OSIP)は9月28日、那覇市のタイムスホールで第1回一般公開セミナー「沖縄の未来を考える。新エネルギーシンポジウム」を開いた。

産学官が連携し、沖縄型の省エネ、再生可能エネルギーのノウハウを確立、導入診断やコンサルティングをワンストップでできる仕組みづくりを目指すOSIP。セミナーでは、代表企業である(有)朝電気の屋良朝秋代表取締役が、沖縄のエネルギーの現状と課題、今後有効に活用できる制度などをプレゼンテーション。連携企業の(有)翁長電気工事の翁長秀樹代表取締役は、1年間のエネルギー消費量と太陽光発電システムなどでつくられたエネルギー量が、差し引きでおおむねゼロまたはゼロ以下のマイナスになる住宅(ZEH=ゼロ・エネルギー・ハウス)やビル(ZEB=ゼロ・エネルギー・ビル)の概要と有用性を語った。ゲストパネリストで、(株)寺田鉄工所(本社・広島県)の寺田雅一代表取締役は、太陽光集熱システムの利活用法を紹介。太陽熱を給湯や冷暖房に生かす利点を説明した。その後にパネルディスカッションがあった。沖縄は県外に比べZEH/ZEB施工例が極端く、屋良氏は「普及には国の制度や補助金の活用もカギ」と話した。OSIPは、2017年2月まで毎月セミナーを開く予定だ。

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