2024年12月20日
[情報]I.D.Aの学生が設計コンペ|社会的課題リノベで改善提案
設計コンペをしたI.D.Aのインテリア・建築デザイン科の2年生と審査委員たち
専修学校インターナショナルデザインアカデミー(I.D.A)のインテリア・建築デザイン科は、沖縄市ファミリーサポートセンターの課題をリノベーションで解消する設計コンペを実施し、11日に沖縄市のトリップショットホテルズコザで発表会を開いた。
参加者は同科の2年生21人。「前面道路から中が見えづらく入りにくい」「何をしている施設なのか知られていない」など同センターの課題を挙げ、リノベでの解決に取り組んだ。
7チームの中から最優秀賞に選ばれたのは「コザのおばぁの家」をコンセプトに、地域全体を巻きこむアットホームな施設を提案した東梨愛さん、長浜花音さんのチーム。前面道路側に縁側を設けて地域の人が交流できるようにしたほか、休憩室や相談室の壁に花ブロックや琉球ガラスを使い、明るくて入りやすい雰囲気に改修するプランを発表した。審査委員からは「課題に対して直球で解答している」「実現できそうなプラン」などと評価された。
同センターの與座初美センター長は「私たちは福祉の立場から、社会的な課題の解決に取り組んでいる。それを空間からやる手法もあるのだなと感心した。実行できそうなアイデアもあり、とても勉強になった」と話した。
受賞した東さんは「設計の授業は大変だけど、今回は楽しんでできた。それが受賞につながったのかも」、長浜さんは「二人で試行錯誤しながら造り上げたプランを評価してもらえてうれしい」と喜びを語った。