2024年6月28日
第10回沖縄建築賞「2024年6月18日から募集」
応募締め切りは7月19日(金)まで
リフォーム・リノベ・コンバージョン部門新設
中古活用の新部門沖縄建築賞実行委員会(県建築士会、県建築士事務所協会、日本建築家協会沖縄支部、タイムス住宅新聞社で構成)は6月17日、沖縄県庁で記者会見を開き、第10回目となる同賞の開催と募集要項について説明した。
従来の「住宅建築部門」と「一般建築部門」に加えて、今回から「リフォーム・リノベーション・コンバージョン部門」を新設した。増築、リフォーム、リノベーションをした物件や、建て替えをせずにマンションをオフィスビルに転用するなど「コンバージョン(用途変更)」した物件も募集する。同実行委員長の伊佐強さんは「SDGsの観点や建築価格の高騰などから中古活用の動きが高まっているほか、用途変更した物件も多々出てきている。改修やコンバージョンに関する賞を設けることで、応募の間口を広げたい」と狙いを説明した。
ちなみに昨年は住宅建築部門に15点、一般建築部門に9点、計24点の応募があった。
審査委員長は古谷氏
応募受付は6月18日から始まっており、締め切りは7月19日(金)午後3時。対象となる物件は、県内に建築され、2019年5月1日から24年4月30日までに完成したもので、法令が順守された建築物。
審査委員長は、建築家で早稲田大学教授の古谷誠章さん。2020年から審査委員長を務め、今回で5年目となる。
伊佐実行委員長は、「同賞ではこれまで、たくさんの素晴らしい作品を顕彰してきた。今回は10回目の節目となり、新しい部門も新設した。県内の建築家の発掘につながる貴重な機会。多くの方の応募をお待ちしている」と呼びかけた。
沖縄建築賞への応募を呼びかける同実行委員長で県建築士会の伊佐強会長(右から2人目)。実行委員で、日本建築家協会沖縄支部の伊良波朝義支部長(右)、県建築士事務所協会の池間守会長(右から3人目)、タイムス住宅新聞社の石川達也社長
第9回沖縄建築賞 正賞受賞作品
第9回住宅建築部門正賞は、小林進一さんらが設計した「ヨナシロのいえ」
一般建築部門は仲本兼一郎さんらが設計した「謝敷集落の宿」
◆第10回沖縄建築賞に関する問い合わせ
沖縄建築賞実行委員会事務局
(タイムス住宅新聞社内)
電話=098・862・1155(担当/玉那覇・松田)
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