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2023年12月22日

[情報]市民のウナーを包摂する意義評価|第64回BCS賞 なはーとが受賞

外観は薄肉コンクリート(HPC)のパーツを組み合わせて、「首里織」を表現
外観は薄肉コンクリート(HPC)のパーツを組み合わせて、「首里織」を表現

1階のロビーから上階まで立体的につながり活気を生み出す
1階のロビーから上階まで立体的につながり活気を生み出す

学校や官公庁、商業施設など国内の優秀な建築物をたたえる「第64回BCS賞」(主催・日本建設業連合会)に、那覇市の「那覇文化芸術劇場なはーと」が選ばれた。応募総数74件のうち、なはーとを含む15件が受賞した。

なはーとは首里織(花倉織)を模したコンクリートの外観が特徴。施設内は3層吹き抜けで、1階のウナー(ロビー)を介して劇場などが立体的に交錯する造りになっている=右上写真。ウナーは4方向すべてに開き、通りから通りへと抜けられる街路にもなっている。

受賞理由として、観光客でにぎわう中心市街地は生活空間が空洞化しかねないなかで、市民の日常的な空間となるウナーを包摂する劇場が建つ意義は大きいことなどが挙げられた。

設計は香山建築研究所(東京都)と根路銘設計(那覇市)、久米設計(東京都)の3社がJV(共同事業)で手がけた。県内に建つ建築物で同賞を受賞するのは12件目となる。

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