［情報］スナック残しつつコワーキングスペースも｜福地組が東町ビルをリノベ

（株）福地組（嘉手納町）は、那覇市の東町ビルをリノベーションした「HAVE A GOOD DAY HIGASHIMACHI BLD」のオープンに先立ち７日、同ビルでお披露目会を開いた。

築３２年の６階建てビルのうち、以前から営業するスナックや居酒屋などは残しつつ、空き店舗だった５階をドーナツカフェ＆バーに、６階をスタイリッシュなコワーキングスペース＝下写真＝に改装。１階入り口にはキッチン屋台や壁面アートを取り入れ、明るい雰囲気に化粧直しした。

福地一仁社長＝上写真＝は空きビルや空き店舗が増える那覇市の状況を踏まえ、「この地にもともと居た人たちの居場所を残すことが、街の文化継承につながる。既存テナントはそのままに、空きスペースの用途を変えて１日中活用できるようにすることで築古ビルを再生。昼はワーケーション、夜はそのまま下で一杯と新たな人の流れを生み出し、街を元気づける拠点にしたい」とあいさつした。

その後は福地社長が客員教授を務めるＩＵ大学（東京都）の学生らが「東町をコスプレのメッカに」と題しプレゼンテーション。那覇市経済観光部担当者や同ビルのブランディングに関わったメンバーを交えたトークセッションも行われ、官民共創のまちづくりなどについて話した。