［情報］テラモーターズが観光施設やマンションで整備｜EVスタンド300基設置へ

テラモーターズの徳重徹会長（左）とEVインフラ事業本部の安慶名リキ特別顧問

電気自動車（EV）関連事業を展開するTerra Motors（テラモーターズ・東京）は4月20日、県内でのEV充電サービスの提供に新規参入すると発表した。同社のＥＶ充電スタンド「Terra Charge（テラチャージ）」を１年で３００基整備する予定。

県内には147カ所のEVスタンドがあるが、故障や老朽化などで充電環境が不十分な状況。同社は観光地という特徴を生かし、観光施設やゴルフ場、ホテルなどを中心に設置を進める。また、県内２２棟のマンションにも導入が決まっているほか、浦添市や宜野湾市の役所や公共施設などでの設置も見込む。

同社は昨年からEV充電インフラ事業「テラチャージ」をスタート。これまで分譲マンションやホテル、商業施設などを中心に３千基の契約を受けているという。設置の初期費用や維持費を同社が負担するだけではなく、補助金の申請などを担うサービスも展開している。

徳重徹会長は「世界的に遅れを取っている日本のEV化。観光資源豊かな沖縄から、成功事例をつくっていきたい」と意気込んだ。