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2023年3月10日

[情 報]2023年1月の県内新設住宅着工総数 貸家は好調、持ち家は低迷続く

【2023年1月の県内新設住宅着工数のポイント】
・貸家が好調。444戸で前年同月比49.0%増だった。
・持ち家は厳しい状態が続いており、174戸で17.1%減だった。持ち家が200戸を下回るのは2021年8月以来、1年5カ月ぶり。

国土交通省は2月28日、2023年1月分の新設住宅着工数を発表した。県内の総戸数は895戸で前年同月比41.4%増だった=グラフ1。
 

グラフ1.住宅着工の推移(県内)



増加率が最も大きかったのは、貸家(賃貸目的で建築)。444戸で49.0%増だった。2カ月連続で前年を大幅に上回っている(22年12月は577戸で121.1%増だった)。貸家はコロナ禍で200戸台が続くなど低迷していたが、回復の兆しが見える。

分譲(マンションや建売など)も266戸で112.8%増だった。中でもマンションは159戸で、約31倍増だった。分譲一戸建ては107戸で10.8%減だった。アパートやマンションなど大規模住宅の復調が見られる。

一方で、持ち家(建築主が自分で居住)は低迷しており、17.1%減の174戸だった。5カ月連続で前年を下回った。ちなみに200戸を割るのは21年8月以来1年5カ月ぶり。

22年の中旬ごろまでは持ち家が好調で、貸家が低迷していたが、このところ逆転している。

構造別では、鉄筋コンクリート造が最も多く、745戸で全体の83.2%を占めた。次いで木造が106戸で11.8%、コンクリートブロック造が24戸で2.7%だった=グラフ2。


グラフ2.構造別着工数

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