［情　報］保存・公開を求める会｜第32軍司令部壕の概要　1冊に

首里城周辺と壕の模型図も掲載

「第32軍司令部壕の保存・公開を求める会」（瀬名波榮喜会長）がこのほど「首里城地下第32軍司令部壕の保存・公開を求める」と題した小冊子をまとめた。県立美術館・博物館や浦添市美術館で販売中で200円。売り上げは会の活動資金に充てられる。

全12ページからなる同冊子には、沖縄戦や、第32軍と司令部壕の機能、戦前・戦後の首里、保存・公開に向けて活動した経緯などが写真と共に紹介されている。

同会メンバーで建築士の福村俊治さんは、「第32軍司令部壕を通じて沖縄戦を語り継ぎ、恒久平和の構築へ貢献するのが目的。壕の保存・公開の実現に向け、この機会にぜひ学んでほしい」と話した。

問い合わせは同会（０８０・６４９９・５３５６）まで。