2022年7月8日
[情 報]2022年5月の県内新設住宅着工総数|分譲・持ち家は好調 貸家は2割減
グラフ1.住宅着工の推移(県内)

国土交通省は6月30日、2022年5月分の新設住宅着工数を発表した。県内の総戸数は835戸で前年同月比12.2%増だった。
増加率が大きかったのは分譲(建売やマンションなど)で、326戸で57.5%増だった。特にマンションは214戸で109.8%増だった。持ち家(建築主が自分で居住)も引き続き好調。254戸で17.1%増だった。
コロナ禍で、2020年から総戸数自体が減少していたが、マイホームの需要は順調に回復している。
一方で、貸家(賃貸目的で建築)は厳しい状況が続いている。253戸で20.4%減だった。2021年10月から8カ月連続で前年を下回っているものの、その減少幅は小さくなってきている。22年2月は前年を6割超、下回っていた。
構造別に見ると、鉄筋コンクリート造が一番多く、630戸で全体の75.4%を占めた。次いで木造が141戸で16.9%だった。
グラフ2.構造別着工数

【2022年5月の県内新設住宅着工数のポイント】
・分譲・持ち家が好調。分譲は前年同月比57.5%増、持ち家は17.1%増だった。
・貸家は8カ月連続で前年を下回り、20.4%減だった